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【コラム更新】「歪みの国のアリス」愛する存在の血と肉を食べる日本人は100万人 !? (9/7更新)

第8話「カードキャプターさくら」知世が怖いってどういうこと?さくらの可愛さはエステル?

カードキャプターさくら、ccさくら、エステル、知世、怖い

登場人物

兄目 葵(あにめ あおい)


マンガやアニメが好きな高校生。石本伝道師と一緒にウサギを捕まえたことがキッカケで、兎有留(とある)教会に出入りするようになる。石本伝道師にマンガの話をしていくなかで、自分のやりたいことに向き合っていくのだが……

 

万賀 拓海(まんが たくみ)


葵の幼なじみの高校生15歳。

マンガ家を目指す少年。熱血な性格。

 

石本 剛(いしもと つよし)


最近、兎有留教会に赴任してきた牧師見習いの青年。ウサギのラビーちゃんとミロを愛する34歳。葵と拓海からマンガの話を教わりつつ、たまに聖書の話しもする。過去には新興宗教の幹部候補生だったらしく……

ラビーちゃん


石本の飼っているミニウサギ。ミニといってもウサギの中では最大級に大きくなる種類。実は人間の言葉がわかる(しゃべることはできない)。性別はご想像にお任せ。

 

 

あらすじ

春。話すことが苦手なは、友だちができないまま高校生活のスタートを切ってしまった。落ち込んでいたところ、〈とある教会〉の牧師見習いの石本と出会う。大好きなマンガやアニメの話しならたくさん話せる葵は、石本にマンガを貸す約束をする。こうして葵は教会に足を運ぶようになるのだった。

 

第8話 カードキャプターさくら


「…だーかーらー、知世の愛情には奥深さがあるんだよ」

 


「で、でもでも、納得できないんだってば」

 


「こんにちは」

 


(なんだか盛り上がってるなぁ…)

 


「今日はこれについて石本さんの感想聞きたくて!」

 


【カードキャプターさくら】ですか。少女マンガですね」

 


「10年の時を経て新シリーズが始まったんだよ!アニメもやってるし!なのに葵がいちいちケチつけてくんだよー」

 


「私も全部読んだんですけど、なんだか『ものすごく好き』にはなれなくて。どうしてそんなにハマってるのか分からないんです」

 


「石本さんも読んでなんか言ってやってよー」

 


「そうですか。ご指名嬉しいです。どんなお話なのか教えていただいても?」

 

 

ネタバレ注意

この記事はネタバレを含んでいます。ネタバレが嫌な方は、原作を読んでからまた遊びに来て下さい!更新のお知らせを受け取りたい方は、

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カードキャプターさくらはどんなマンガ?

 

カードキャプターさくら【全12巻】完結

◆ストーリー◆

 

木之本  桜(きのもと  さくら)は、父・兄と3人暮らしの小学4年生。ある日、父の書庫で見つけた不思議な本から封印の獣ケルベロスと出会う。その本には、魔術師クロウ・リードが作った魔法のカード「クロウ・カード」が入っていたが、さくらの手によって全てのカードが町にばらまかれてしまう。クロウカードは封印が解かれるとこの世に「災い」が訪れるという。さくらはクロウカードを回収するため「カードキャプター」になり、ケルベロスや親友・大道寺  知世(だいどうじ  ともよ)、クロウの血縁の少年・李小狼(リ・シャオラン)と共に、クロウカードの起こした事件を解決しながら、カード集めに奮闘する。(引用元なし、いつかみオリジナルあらすじ紹介)

 

さくらといえば「可愛い」。聖書で可愛いと言えば、エステル?

 


「このマンガのよさは、なんと言ってもさくらの可愛さだよな」

 


「まぁ可愛いのは認めるんだけど。衣装も凝ってるしね」

 


「へぇー(パラパラ)あれ、衣装が毎回違いますね……」

 

(画像:CLAMP「カードキャプターさくら」より。さくらの色んな衣装)

(画像:CLAMP「カードキャプターさくら」より。さくらの色んな衣装)

 


「そう、変身じゃなくて手作り衣装で戦ってるんだ」

 


「え!手作り!」

 


「全部さくらの友達の知世(ともよ)ちゃんが作ってるんです」

 

(画像:CLAMP「カードキャプターさくら」より。大道寺知世)

(画像:CLAMP「カードキャプターさくら」より。大道寺知世)

 


「ほう、魔法少女モノにしては変わった設定ですね」

 


「そのおかげで毎回衣装が違うから楽しいし、“変身しない”って逆にリアルで面白くない?」

 


「確かに。並々ならぬこだわりを感じます……大変そうですが」

 


「だよなー、デザインも作画も大変だろうなー。でもそのお陰でかわいいんだよー。かわいいは正義なんだよーー」


「むすっ」


(うわぁ、拓海くんはすごくたのしそうだけど葵ちゃんがすごいフキゲンに…)

 


「…聖書には可愛いキャラとかいないんですか?」

 


「聖書の可愛いキャラですか?うーん…エステルはどうでしょうか」

 

エステルとは

ユダヤ人モルデカイの養女エステルは、ペルシャ王クセルクセスの后に選ばれる。そのころ、権力者ハマンはモルデカイに対する個人的な恨みからユダヤ人を皆殺しにすべく陰謀をめぐらせていた。エステルの機転によってユダヤ人は救われる。

 


「エステルは美しさをみそめられペルシャ王の后になり、やがては自分の民族を救っていく物語なんです」

 


「へぇ、ドラマチックな話なんですね」

 


「この物語は、聖書の中で唯一、神の名が明確に書かれていないんです」

 


「へぇー聖書にそんな箇所あっていいんだ」

 


「はい。明確に書かれていなくても、神の意思を聞きながら勇気ある選択をしていくエステルの姿そのものが神の存在を示している、という物語なんです」

 


「また、“ユダヤの民”が絶えないということは、神様の預言が成就していることをさすんです。そういった意味でもとても喜ばしい箇所なんですよ」

 


「でもなーんか、気に入らないなぁ。美しかったら神さまにご指名されて、ちやほやされちゃうんですか」

 


「それはどうでしょう。確かに美しさは羨ましく思いやすいですが、神さまは美しさよりも内面の“神に対しての信仰”を見てくださる方です。例えば…」

 

聖書

『あなたがたは、髪を編み、金の飾りをつけ、服装をととのえるような外面の飾りではなく、かくれた内なる人、柔和で、しとやかな霊という朽ちることのない飾りを、身につけるべきである。これこそ、神のみまえに、きわめて尊いものである。』
(第一ペテロ3章3節4節)

 


「ちなみにその“信仰”は、礼儀正しさや優しさではなく『神にどれだけすがりつくか』という点がポイントなんです」

 


「美しさにフォーカスされたのはあくまでエステルの場合だからで、『美人だから神さまのご指名が〜』ということはないです。…【ヒカルの碁】でも話しましたが、与えられた賜物は神さまのために使うことが大事ですから」

 


「そうなんですね…(でも、どうせなら私もキレイに生まれたかったな。お姉ちゃんだって可愛いから友だち多いんだよ、性格が悪くても)」

 

 

知世の愛の形は「怖い」?

 


「私、CCさくらのことが好きになれないのって『知世ちゃん』がよく分からないからだと思うんです。なんか怖くって」

 


「えっ?さくらさんに服を作ったり、いいキャラなのでは?」

 


「逆に、いいキャラすぎて人間味がないって言うか…」

 


「知世はさくらのこと好きなんですけど、さくらには好きな男の子がいるんです。…好きな相手は振り向いてくれないのにその人の幸せを望めるのって人間味がない気がしません?普通は距離を置いたり嫉妬とかするじゃないですか」

 


「えっと…それは、恋愛的な好きなのですか?」

 


「はっきり描かれてるわけじゃないけど、そうだよな」

 


「おお…それはまたトガった設定ですね」

 


「知世はいい子だから好きな相手の幸せも願えるんだよ」

 


「でも、自分の気持ちの結論が“さくらが幸せなら”とか“衣装を着せてビデオに収める”とか、いい子を通り越して怖くない?」

 

(画像:CLAMP「カードキャプターさくら」より。知世の幸せ)

(画像:CLAMP「カードキャプターさくら」より。知世の幸せ)

「大好きな方が私と両想いになるより幸せになることがあるなら、ずっと幸せでいてほしいですわ。大好きな人が幸せであることが、一番の幸せなんです」

 


「知世がその辺の女子とは違うってことだろ!?そういう女の子もいるかもしれないだろー」

 


「い、いないよそんな女子!拓海は女子に夢見すぎだよ」

 


「なるほどですねぇ。葵さんも拓海くんも、どちらもとても大事な感覚の話をしていると思いますよ」

 


「どゆこと?」

 


「拓海くんは、『知世さんは自分の幸せよりも相手の幸せを優先するという一つの“理想の愛”を実践していて、現実にもそういう人はいるだろう』と感じているわけですよね?」

 


「まぁそんな感じ。“理想”って言うのかは分かんないけど、すごいなって思うよ」

 


「一方、葵さんの言いたいことは『そういった“理想の愛”は概念でしかなくて、完璧にできる人はいない、いても人間味がないのでは』ということでしょうか?」

 


「は、はい。たぶんそんなかんじです」

 


「よかったです。僕は、二人の考えは『“理想の愛”というものがあって欲しい』という思いの裏返しなのでは、と感じました」

 


「キリスト教では『見返りを求めない愛』を純粋に持っているのは神だけだと考えますから、僕からみると二人の感覚はとても真っ当だと思います」

 


「で、でもさ、リアルでも誰かの身代わりになって死んだりする人もたまにいるじゃん。そういう人全員がクリスチャンってわけじゃないだろ?」

 


「ははは、たしかにそうですよね。人間は全員“神さまに似せて創られた善い存在”だと考えていますから、どんな宗教を信じていようとどこかで神さまに似た善いところが現れてくるモノなんだな〜と僕なんかは感動しちゃいますね」

 


「なんか都合がいい考え方なような」

 


「そう思えるかもですね。僕は『自分ならどうか?自分ならできるか?』を考えてキリスト教の考え方を受け入れました。お2人はいかがでしょう、知世さんのような理想の愛を実現できる人は神さまがそうさせていて、できない人はある意味人間らしい…そんなふうに考えると、ラクになりませんか」

 


「言われてみればそんな気もするけど…(煙に巻かれてる感もあるけど)

 


「んっと、でもどのみち私が知世を“人間っぽくない”って感じるのおかしくないってことですよね?」

 


「僕はそう思います」

 


(私、変じゃないんだ)

 

クロウ・リードとクロウカードの関係は創造主と人間に似ている?

 


「クロウカードもいいんだよなー。それぞれに性格があったり、さくらがカードのことを思っていたりで」

 


「へぇ、凝った設定ですね」

 


「でも、(パラパラ)…カードは放っておくと暴走したり災いがおきたりするんですね?よくない存在なのですか…」

 


「あー、よくないってわけじゃないんだ。ただ持ち主が定まってないと好き勝手なことしちゃうんだよね」

 


「ほう!それは興味深いですね。『クロウ・リードはカードに個性を持たせて創ったが、カードは持ち主から離れると好き勝手にしてしまう…』ということですか。…なんだか、神さまと人間との関係みたいですね」

 


「どゆこと?」

 


「あ、確か…キリスト教的には“神の与えたルールに従って生きていく”のがいいんでしだっけ」

 


「そんな感じです。よく覚えていてくださいましたね」

 


【フルバの話し】で『占いはダメだけどそれは人間を守るため』って話が印象的で。“神さまの作ったルールは人間を守る柵でもある”って」

 


「そうです、そうです。そんなに覚えててくれて嬉しいなぁ」

 


「へー。でもさー“神さまの作ったルールの中で生きていれば幸せ”ってなんかディストピアみたいでコワくない?【けもフレの世界】みたいにみんな楽しそうならいいけど、聖書の神さまのルールの世界って厳しそう」

 


「そうですね、僕もそういうイメージがありました。けれども別に、『神のルールを守ること』は“救い”の条件ではないんです」

 


「え、そうなんですか?」

 


「そうですね。まだきちんとお話しできていませんでしたが、キリスト教の“救い”は信じるだけで得られるのだと聖書は言っています。これはキリスト教の大きな特徴の一つです」

 

聖書

『あなたがたの救われたのは、実に、恵みにより、信仰によるのである。それは、あなたがた自身から出たものではなく、神の賜物である。 決して行いによるのではない。それは、だれも誇ることがないためなのである。』
(エペソ人への手紙2章8節〜9節)


「信じるだけ?じゃあ『神さまの作ったルール』は守らなくていいの?」

 


「救われた結果として『神さまのルールを守りたい』という気持ちが与えられたならばそれに従えばいい、という感じですね。しかもその想いすらも“神さまから与えられるもの”と考えます」

 


「ふーん…。努力しなくてもいいのはラクな気がするけど、ちょっと不健全な感じもあるね。神さまのルールに従う気持ちも神さまに与えられるって、なんか管理されてるって感じ?どんどん面白くない世界になっていきそー」

 


「その気持ちもよくわかりますよ。ただ、僕たちキリスト者は“神さまはあくまで人間の自由意志を尊重している”と信じています。その前提の上で、“気持ちが変えられていくことも管理され人間性が否定されたディストピアみたい”と感じるかは、線引きは人それぞれかもですね」

 


「私は…そういうのディストピアとは思わない。だって、さくらがカードの主人と認められたのも、さくらがカードを思いやる気持ちがあったからだよね。カードを大切に思う心があったっから…」


「ふーん、じゃあ葵はもうクリスチャンだな」

 


「!べ、べつに、そういうわけじゃないもん!」

 


「いやぁ、見習いとは言え牧師なので、そういうやりとりがあるとドキドキしますね」

 


「あ、いや、べつに拒否ってるわけではないんですけど!」

 

 

 

いつかみ、聖書解説、なにかが起こりそうな夜

 


「ねぇ拓海は、キリスト教の考え方もいいな…とか思ったりはしない?」

 


「え、なに?お前信じてるの?」

 


「ち、ちがうわよ!聞いただけじゃない!」

 


「なんだよー、怒るなよ。『へぇー』って感じで知識として面白いと思うよ。マンガのネタになるしね。信じたいとかは分かんないかな」

 


「そう、だよね…」

 


(でも、もしかしたら私にはキリスト教が合ってるかな。知世ちゃんへの違和感だって、キリスト教の話を聞いてふに落ちたんだし…)

 


(そりゃ納得できないこともあるし、私がクリスチャンになって私だけがいい人?になるのは悔しい気もするし…けどお母さんやお姉ちゃんもそんな姿を見て反省してくれるかもしれないし)

 


「でもクリスチャンになるには、『信じる』だけでいいって言ってたよな。それは超お手軽だよな」

 


「あ…そうだよね。(だとしたら今の私はもうクリスチャン手前のキャラ設定になっちゃうの?)

 


「…信じる、ってどういうことなんだろ。やっぱり私はまだキリスト教のこと分からないや」

 

 

 

 

 

【カードキャプターさくら】を読んでみたい方は

マンガ紹介

【カードキャプターさくら】は、全12巻です。管理人の家には本棚に「カードキャプターさくら」用の特別コーナーがありました。日焼けを防ぐための目隠し布が垂らされ、帯や本体の破損を防ぐためたくさんの暗黙ルールのもと読まなくてはならない特別な本でした。

今は電子書籍版もありますので、破損を気にすることなく読めます。

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カードキャプターさくら【全12巻】完結

新シリーズの【カードキャプターさくら クリアカード編】も、相変わらずの繊細なタッチでさくらの可愛さ、知世の知世感満載です。

Renta!でカードキャプターさくら クリアカード編を読む

カードキャプターさくら クリアカード編

▼アニメが観たい方は

カードキャプターさくらのアニメはとってもクオリティが高いのでかなりオススメです(NHK自社製作アニメとしては過去最高額にも及ぶ費用投資を伴った作品だとか…。そりゃクオリティ高いわけですよね)

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