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第6話「神風怪盗ジャンヌ」のキリスト教観を牧師に聞いてみたらこうなった!

登場人物

兄目 葵(あにめ あおい)


マンガやアニメが好きな高校生。石本伝道師と一緒にウサギを捕まえたことがキッカケで、兎有留(とある)教会に出入りするようになる。石本伝道師にマンガの話をしていくなかで、自分のやりたいことに向き合っていくのだが……(初登場:第1話プロローグ

 

石本 剛(いしもと つよし)


最近、兎有留教会に赴任してきた牧師見習いの青年。ウサギのラビーちゃんとミロを愛する34歳。葵と拓海からマンガの話を教わりつつ、たまに聖書の話しもする。過去には新興宗教の幹部候補生だったらしく……(初登場:第1話プロローグ

 

ラビーちゃん


石本の飼っているミニウサギ。ミニといってもウサギの中では最大級に大きくなる種類。実は人間の言葉がわかる(しゃべることはできない)。性別はご想像にお任せ。(初登場:第1話プロローグ

 

兄目 緑(あにめ みどり)


葵の母。マンガを読んだりアニメを観たりする「一人遊び」が好きでないため、葵の趣味を認めていない。茜と葵をよく比べる。(初登場:第2話「魔法使いの嫁」

 

兄目 茜(あにめ あかね)初登場!


葵の姉。東京の学校に通っている。友だちが多く社交的な性格だが、葵のことはどこか見下している。インスタグラムをよく投稿している。

 

あらすじ

春。話すことが苦手なは、友だちができないまま高校生活のスタートを切ってしまった。落ち込んでいたところ、〈とある教会〉の牧師見習いの石本と出会う。大好きなマンガやアニメの話しならたくさん話せる葵は、石本にマンガを貸す約束をする。こうして葵は教会に足を運ぶようになるのだった。

第6話 神風怪盗ジャンヌ

 

とある教会、キリスト教会、青空、いつかみ、マンガ、聖書

 


「石本さーん」



「葵さん!こんにちは」



「もふもふ」

 


「こんにちは!ラビーちゃんも、こんにちは。いま教会に行こうと思ってたんです。教えてほしいコトがあって」

 


「ある少女マンガでキリスト教っぽい話しがあって。あれ…?」

 


「(あれ?誰か教会にいる…)」

 


「あれは……お姉ちゃん!?」

 


「えっ、お姉さん?」

 


「ふーん、あんたが神父さん?教会っていうからインスタ映えするかと思ってきてみたけど、ボロ小屋だし神父さんもふつーの日本人だし…」


「な、何しにきたの?東京にいるんじゃ…」

 


「連休だから帰ってきたのよ。それより葵、あんた何でシューキョーに洗脳されてんのよ」

 


「せ、洗脳なんてされてないもん!」

 


「じゃあなんでこんな陰気臭いところに通ってるの?あたしはこれから遊びに行くけど、母さんには報告しとくからね」

 


「なに、なんて言うつもりなのよ…」

 


「冴えないオッサンとつるむためにボロ教会に通っててヤバいって。早くちゃんとした友だち作んなさいよー」

 


「…」

 


「…すみません」



「(キツそうなお姉ちゃんだったなぁ…葵ちゃん落ち込んでる)」

 


「いえ、お姉さんがいるとは聞いていましたが、そんなに仲は良くなさそうですね?」

 


「…昔は、美人で友だちが多くて、頼れるお姉ちゃんだって思ってたんですけど…。でも私が友だちできないのとか、家でマンガ読んでるのとか、お母さんがお姉ちゃんと比べるようになってきて。いつのまにかお姉ちゃんも私のことバカにするようになってて…」


「…」

 


「私がここにきてるのだって『洗脳』じゃないのに。何も私のことわかってくれてない、わかろうともしない…」

 


「葵さん…」

 


「…すみません、この話はやめましょう。それより、聞きたいことがあったんです。【神風怪盗ジャンヌ】ってマンガで教えて欲しいことがあって」


「(ヘタに深く聞かない方がいいこともあるよね。石本さんもそう思ってるみたい)」

 


「ほうほう」

 


「キリスト教の要素がいっぱいあるって思ってたんですけど、キリスト教の人に読ませたら怒るらしんです」

 


「ふむ…?」

 


「でも私、何が違うのかよく分からなくて。教えてもらっていいですか?」

 

ネタバレ注意

この記事はネタバレを含んでいます。ネタバレが嫌な方は、原作を読んでからまた遊びに来て下さい!更新のお知らせを受け取りたい方は、

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神風怪盗ジャンヌはどんなマンガ?

 


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◆ストーリー◆

日下部まろんは一見普通の高校生。だが実は巷を騒がす怪盗ジャンヌの正体である。まろんはジャンヌ・ダルクの生まれ変わりであり、準天使フィン・フィッシュに導かれ、美術品に憑依した悪魔を回収している。神の力の源である「人間の美しい心」を蝕む悪魔を封印することがまろんに課せられた使命であるーーと信じながら怪盗を続けていた。ある晩、彼女の前に謎の怪盗シンドバッドなる人物が現れる。シンドバッドもジャンヌと同じく悪魔を封印する力を持っており、彼の傍らにはアクセルという黒天使の存在があった。シンドバッドはなぜか「君に怪盗をやめさせたい」と言い、まろんの悪魔回収を邪魔してくる。フィン曰く、彼らは「魔王の手先」であり、自分たちの敵だという。(引用元なし、いつかみオリジナルあらすじ紹介)

 

「生まれ変わり」をキリスト教はどう考える?

 


「(パラパラ)ふむふむ」

 


「古いけど人気作で、文庫本版も作られました。華のある絵柄がすごくて、今でも多くの少女マンガ家さんに影響を与えてるそうです」

 

 


「カリスマ性のある作品だったんですね。なるほど生まれ変わりという設定があるんですね」

 


「結論を先に言うとですね、キリスト教では生まれ変わりという考えはありません」

 


「やっぱりそうなんですね…それも聖書にあるんですか?」

 


「『生まれ変わらない』とは書かれてませんが、こういう箇所からそう考えられます」

 

聖書

『そして、一度だけ死ぬことと、死んだ後さばきを受けることとが、人間に定まっているように、キリストもまた、多くの人の罪を負うために、一度だけご自身をささげられた後、彼を待ち望んでいる人々に、罪を負うためではなしに二度目に現れて、救を与えられるのである。』
(ヘブル人への手紙9章27節28節)


「へえ。生まれ変わりが無いなんて、つまらないなぁって思いますけど…」

 


「確かに前世的な要素があって『以前は全く違った存在だったんじゃないか…』と想像するのも楽しいですが、僕は『その人の魂はその人オンリーのもの』と考える方がロマンチックだなぁと思う派です」


「ううーん、そう言われてみればそうかもですが…。でもでも、神さまが『トクベツに生まれ変わりの力を与えた』とかはないんですか?生まれ変わる前の記憶を持ってる人とか、たまにいるらしいじゃないですか」


「ジャンヌの設定では、『人類最初の女性であるイブにだけ再生力(生まれ変わりの力)を与えた』と最後の方で明かされます。神さまならこういう例外もできるんじゃないですか?」


「確かに、神さまにできないことはないと思います。けれども神さまの力によるものかも聖書が基準なので、『イブにだけ生まれ変わりの力を与えた』と聖書にない以上、創作として見ると思います」


「ふーん、そうなんですね…」

 


「もちろん“生まれ変わりがあるかないか”は救いの本質ではないので、信仰的には深く考えなくていいかもです。ただ、主人公が“人類最初の女性イブ”や、“英雄ジャンヌ・ダルク”と魂でつながっていたという設定が魅力的なのはわかりますよ」


「(石本さんってそういうトコ優しいよね〜)」

 

「神さま」は世界を創ってあとは手出ししない?

 


「じゃあ次はコレです。作中で『神さまのできることは3つだけ』って描かれてるんですけど、これはどうでしょう?」

 

 


「なるほど『魂を生み出すこと』『魂を見守ること』『地球の大気を動かすこと』…ですか。 葵さんはどう思います?」

 


「え、私は…まあそんな感じかなって思います。いたとしても、別にこの世界に大きく介入はしてこないんじゃないかなって」

 


「なるほど…。それは【理神論】的な考え方かもしれませんね」

 


「リシンロン…?」

 

理神論とは
(りしんろん、英: deism)は、一般に創造者としての神は認めるが、神を人格的存在とは認めず啓示を否定する哲学・神学説。

神の活動性は宇宙の創造に限られ、それ以後の宇宙は自己発展する力を持つとされる。人間理性の存在をその説の前提とし、奇跡・予言などによる神の介入はあり得ないとして排斥される。18世紀イギリスで始まり、フランス・ドイツの啓蒙思想家に受け継がれた。
(引用:理神論wikipediaより)

 


「カンタンにいうと『神さまという存在は認めるけど、世界を作りっぱなしであとは深く介入してこない』という考え方です」

 


「じゃあ、ジャンヌはこれに近いですね」

 


「そのようですね。でもリアルのキリスト教はこういった考え方ではないですよ。なぜなら聖書には、神さまが人間に深く手助けをしてきた歴史が書かれていますし、何より、イエス・キリストという救い主をこの世界に送り込んできたというこの上ない介入がありましたので」

 


「そういえば、このマンガは十字架が変身アイテムとして描かれていますが、イエス・キリストの存在は出てこないんですね」

 


「あ、確かに。イエス・キリストの存在のない十字架って変ですか?」

 


「そうですねぇ…もともと十字架は拷問の道具ではありますが、キリスト教的ニュアンスのなかで十字架が出るのであれば、ちょっと違和感あるかもしれませんね」

 


「十字架というのは、キリスト教の核心の一つです。なので、キリスト教的雰囲気なのに十字架にイエスの存在が皆無なのであれば、“たこが入っていないたこ焼き”みたいに思う人もいるかもですね」


「そうなんですか。西洋宗教のシンボルくらいにしか思ってなかったです」

 


「そういった印象が一般的かもですね」

 


「仏教から数珠を取っても仏教ですが、キリスト教から十字架を取り除いたらキリスト教でなくなってしまいます。といっても、僕もクリスチャンになる前はキリスト教のグッズかアクセサリーかと思っていましたが」


「そんなに大事なものなんですね(じゃ異世界モノに出てくる教会の十字架マークはヘンなんだろうな…)」

 

「魔王」はいないけど「悪魔」はいる?

 


「そういえば『悪魔』って信じるんですよね。じゃあ『魔王』みたいな存在っていますか?」

 


「魔王…はそういえばいないですね。悪魔のかしらに『サタン』という存在はいますが」

 


「え、サタンって『悪魔』ってイミじゃないんですか?」

 


「一応、固有名詞なんですよ。ジャンヌの『魔王』というのは、神と完全に対の存在として描かれているのでしょうか?」

 


「そうですね。これもラストで明かされますけど…『魔王』は神さまの寂しい心が変化したもの、って設定なんです」

 

神風怪盗ジャンヌ、魔王、神、生まれた理由


「ふむ、なるほど。魔王はもともと『神の一部だった』という設定ですか」

 


「たしかにそれはキリスト教観としては変なので、違和感がある人もいるでしょうね。意外かもしれませんが、聖書では悪魔も神の被造物の一つなんです。創られたものは、創り主に勝てません。悪魔もそれをよく分かっています」


「えっ、そうなんですか!でも、そこまで力関係がはっきりしてたらチートすぎるような…」

 


「あはは、そう言われると困ってしまいます。確かにチートな力関係かもしれませんね」

 


「…“創られたもの”というのは僕ら人間もですから、悪魔の誘惑に気をつけないといけません。僕ら人間は罪ある存在ですから、神に属しているつもりになって油断してると、すぐ悪魔に取り入られてしまいます


「そうなんですか…」

 


「(ラビーも悪魔は見えないけど、“悔い改めてる”みたいに石本さんと一緒にお祈りしてる教会の人、たまに見るなぁ。ニンゲンはよく反省する生き物なんだと思ってたけど、キリスト教の人のトクチョウなのかも。悪魔に誘惑されたのかなぁ)」

 

 

 

いつから僕らは、いつかみ、聖書、解説、葵の家

 


「ただいまー」

 


「茜からLINEあったんだけど」

 


「(びくっ)な、なんて…?」

 


「あんたが遊びに行ってる教会って、古いんでしょ?しかも冴えない怪しい男が牧師なんでしょ?怪しすぎるわ」

 


「あ、怪しくないもん!」

 


「ほんとだわ、もう洗脳されてるって茜が言ってる通りだわ」

 


「…!」

 


「ちゃんとした友だちを作りなさい。茜みたいに友だちと楽しむ普通の趣味を持てばお母さんはそれで安心なのよ」

 


「そぅ…」

 

 

 


「私はマンガやアニメが好きなのに趣味とすら認めてくれなくて、やっとの私の居場所も踏み荒らしていくなんて…」

 


「お姉ちゃんもお母さんも悪魔だ…」

 


「…僕ら人間は罪ある存在ですから、油断していると悪魔に取り入られてしまいます」

 

 


「ーー悪魔?」

 

(ガバっ)

 


「もしお姉ちゃんが悪魔に取り憑かれてるとしたら…?」

 


「お姉ちゃんには罪があって、悪魔は人の心に取り入ってくるのなら…お姉ちゃんもお母さんもぜんぶ悪魔のせいにできる。そしたら私はーー」

 

 

 

 

 

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いくつかアプリを探してみましたが、無料で読める系では見つけられませんでした。安くレンタルできる電子レンタルサービスRenta!にも取り扱いがありませんでした。

 

▼アニメは?

アニメ版はありますが、ジャンヌの特徴である繊細なタッチがあまりうまく表現できていない・ストーリーも子ども向けに大きく改変されていることもあり、あまりおすすめしません。

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