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【コラム更新】「歪みの国のアリス」愛する存在の血と肉を食べる日本人は100万人 !? (9/7更新)

第13話「千年女優」ラスト台詞の考察まとめ!ヨハネの黙示録と似てるってどのへんが?

千年女優、ラスト、セリフ、考察、聖書、いつかみ、聖書解説、福音の文脈化

登場人物

兄目 葵(あにめ あおい)


主人公。マンガやアニメが好きな高校生。

学校でマンガの話しをしすぎて、孤立してしまった15歳。

石本伝道師と一緒にウサギを捕まえたことがキッカケで、兎有留(とある)教会に出入りするようになる。

石本伝道師にマンガの話をしていくなかで、自分のやりたいことに向き合っていくのだが……

 

石本 剛(いしもと つよし)


最近、兎有留教会に赴任してきた牧師見習いの青年。ウサギのラビーちゃんとミロを愛する34歳。葵と拓海からマンガの話を教わりつつ、たまに聖書の話しもする。過去には新興宗教の幹部候補生だったらしく……

 

ラビーちゃん


石本の飼っているミニウサギ。ミニといってもウサギの中では最大級に大きくなる種類。実は人間の言葉がわかる(しゃべることはできない)。性別はご想像にお任せ。

 

 

あらすじ

春。話すことが苦手なは、友だちができないまま高校生活のスタートを切ってしまった。落ち込んでいたところ、〈とある教会〉の牧師見習いの石本と出会う。葵はキリスト教に興味を持ち始め、石本から聖書の勉強をひととおり受けてみたものの、いまいち信じられないまま日々を過ごしているーー。

 

とある教会、キリスト教会、青空、いつかみ、マンガ、聖書

 

 


「石本さん、今日はこのアニメを一緒に見ませんか?」

 


「え、アニメですか?」

 


【千年女優】・・?」

 

千年女優,dvd

 


「1.5時間くらいのアニメ映画です。検索してみたら見応えありそうだったので誰かと一緒に観たいなって…」

 


「あれ、葵さんスマホを手に入れたんですか?」

 


「はい!クラスのほとんどがスマホ持ってるので(連絡先は知らないんだけどね…)

 


「アニメの感想もすぐ調べられて面白いんですよ~。楽しいなぁ」

 


「使いすぎにはお気をつけて。ではミロをいれますね」

 

ネタバレ注意

この記事はネタバレを含んでいます。ネタバレが嫌な方は、原作を見てからまた遊びに来て下さい!更新のお知らせを受け取りたい方は

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千年女優とはどんなアニメ?

 

 

◆ストーリー◆

芸能界を引退して久しい伝説の大女優・藤原千代子は、自分の所属していた映画会社「銀映」の古い撮影所が老朽化によって取り壊されることについてのインタビューの依頼を承諾し、それまで一切受けなかった取材に30年ぶりに応じた。

 

千代子のファンだった立花源也は、カメラマンの井田恭二と共にインタビュアーとして千代子の家を訪れるが、立花はインタビューの前に千代子に小さな箱を渡す。その中に入っていたのは、古めかしい鍵だった。そして鍵を手に取った千代子は、鍵を見つめながら小声で呟いた。

「一番大切なものを開ける鍵…」

少しずつ自分の過去を語りだす千代子。

 

しかし千代子の話が進むにつれて、彼女の半生の記憶と映画の世界が段々と混じりあっていく…。
(引用:wikipedia千年女優より)

 

千年女優ラストのセリフ考察には、こんなものがあるよ

 


「ーー…」

 


「ーー…」

 


(なんで黙ってるのかな…)

 


「えっと……どうでした?」

 


「うううーん、すごく綺麗だし世界観も不思議で、こういうアニメがあるのはすごく嬉しんですけど……ちょっと難解だったかも。最後のセリフも…。」

 


『だって私、あの人を追いかけてる私が好きなんだもの』でしたね、これはなんとも」

 

(画像:今敏「千年女優」より。千代子のラストのセリフを思い浮かべている葵と石本)

(画像:今敏「千年女優」より。千代子のラストのセリフを思い浮かべている葵と石本)

 


「これって、どう考えたらいいと思いますか?」

 


「そうですね…僕なりに思ったこともありましたが…。他の方の感想も見てみませんか?(PCカタカタ)

 


「あ、いいですね!じゃあ…」

 

おことわり
ここからはしばらく「千年女優」の考察や感想をまとめていきます!聖書との関係についてのストーリーが気になる方はこちらをクリックしてください。その行まで飛べます。

「そもそも蛇足に感じる」派

41 : ななしのよっしん :2014/08/23(土) 13:16:05 ID: ctw4ODP44U

最後のセリフ、意味は解るし、その意味自体も作品のテーマ的にもあってると思うし、だからこそ、最後のセリフを肯定してる人も多いんだと思うが、それでもやっぱり自分は最後のセリフは蛇足だと感じたな。

(引用元:千年女優について語るスレより)

 

「自己愛、あるイミ純愛」派

監督は生きていく中ではプライドも厳しさも備えた自己愛が必要なのではないかとの想いを込めたとDVDのオーディオコメンタリーで語っています。

(引用元:【ネタバレ注意】名作アニメ映画『千年女優』を徹底考察、その魅力に迫る!【あらすじ】より)

 

よく知りもせぬ、だけど運命のあの人を想って駆け抜けてきた人生こそが自分の人生で、そんな人生を私は愛していますって話だと私は思いました。

(中略)

恋をして、女優として、一人の娘が生きたんです。全部全部ひっくるめて、我が人生に一片の悔いなし!っていうセリフでしょう?

(引用元:<href=”http://ykmrxx.hatenablog.com/entry/2014/12/22/053502″ target=”_blank” rel=”noopener” rel=”nofollow”>ヨコモレブログより)

 

「物語としてストーリー考察」派

33 : ななしのよっしん :2014/01/23(木) 04:06:59 ID: DbUJBRdGq1

あれは千代子が鍵の君との約束を守った証なんだと思うよ。鍵の君との約束は「会いに行くこと」だと視聴者は思うけど、でも千代子と鍵の君が一番最初にした約束は「鍵の中にある、一番大切なものは何か?」なんだよね。

 

34 : ななしのよっしん :2014/01/29(水) 18:31:49 ID: 2g3lY8MVJp

いい考察だ

(引用元:<href=”https://dic.nicovideo.jp/b/a/%E5%8D%83%E5%B9%B4%E5%A5%B3%E5%84%AA/31-” target=”_blank” rel=”noopener” rel=”nofollow”>千年女優について語るスレより)

 

「恋に恋している」派

恋に恋をした女は走り続ける。

(中略)

彼女は彼を求めていた。

その目的は愛情を与えられることではなかった。自らの内から湧いて出る欲。恋に恋する自分でありたかったのだろう。だれかを追い続ける自分でありたかったのだろう。だから、彼女は相手が見つからなくても良かったと言った。

(引用元:千年女優 走り切った彼女の生き様より )

 

「女優としての人生賛歌」派

「演技をする自分が好きって俳優にとってこの上なく大切な感情だよな」

(引用元:千年女優について語るスレより)

 

「映画を語った映画」派

「女優という呪いに掛かってしまったのだ。」

「千年女優は真の意味で「映画を語った映画」だ。映画が好きである気持ちを数々のオマージュによって示し、そして、映画を作る気持ちの根源を冷静に分析し提示した。愛と同時に、あくまで映画を突き放し、現実を描いた。そこまでやらないと、本当の意味で映画を語った事にならないのだ。」

(引用元 :映画評論:千年女優より)

 

「虚構は人生を豊かにする」説

「この世界はすべてこれ一つの舞台、人間は男女を問わずすべてこれ役者に過ぎぬ(All the world’s a stage, And all the men and women merely players.)」(小田島雄志著シェイクスピア名言集)

 

千代子の人生はまさにこの台詞の示す通りのものではないでしょうか。彼女は、現実という舞台で、終生「あの人」を追いかけるという役を演じ続けたのです。

人は全て現実という舞台で生きる存在だとすれば、大切なのは千代子のように、ふさわしい役柄を演じること、その役を愛せるかどうかということ。

(引用元: rel=”nofollow”【ネタバレ考察】映画『千年女優』虚構と現実が混ざり合う時代を豊かに生きるヒントより)

 

カエル「……ああ、なるほどね。別の言葉に言い換えるならさ、好きな映画やアニメや、小説、漫画でもなんでもいいけれど、それを読み終わって『すごく面白かった!』『すごく感動した!』といっているところに、『それは嘘だ! 虚構なんだ!』と言っても意味がないということね」

主「そう! その『面白かった、感動した』という真実に対しては、その物語が本当か嘘かなんてことはどうでもいいのよ。大事なのはその幸福感であり、満足感なんだからさ」

主「だからさ、この映画は自分の言葉で言わせてもらえば『虚構の中に潜む真実』を描いた作品なんだよ」

(引用元 :映画『千年女優』感想と評論 『虚構』の中に潜む『真実』を暴いた映画より)

 


「いっぱいありますね・・・」

 


「いろんな解釈ができるアニメなんですね。2002年の作品ですが、今年の考察記事もあって今でも多くの方が観ているようですね」

 


「葵さんの考えと近いものはありますか?」

 


「どれも『確かに』と思います。中でも『虚構は人生を豊かにする』派がしっくり来たかなぁ。私はマンガやアニメが好きなので、“リアルじゃないけど価値があるもの”を良いって言ってくれるのは嬉しいです」

 


「いいですね。『人はパンだけで生きるものではない』(ルカによる福音書4章4節)を地でいってる感じがします」

 


「石本さんはどうですか?キリスト教の人から見たら輪廻転生とか納得できないんじゃ」

 


「確かにキリスト教は生まれ変わりを信じない方が多数派ですが、この映画だと輪廻転生もオマージュのひとつなのかなって感じで、あんまり気にならないです」

 

過去回
「生まれ変わり」については 第6話「神風怪盗ジャンヌ」のキリスト教観を牧師に聞いてみたらこうなった! で語られてるよ

 

 

【千年女優】はだまし絵のようなアニメ。聖書で言うとヨハネの黙示録?

 


「ストーリーとは関係ないのですが【ヨハネの黙示録】を思い出しました」

 


「黙示録って、けもフレやママレの時に話してた箇所ですよね」

 

 


【ヨハネの黙示録】は普通に読むと時間軸が難しくて、幻なのか現実なのか分からなくなるような箇所なんです。それは『黙示文学』という形式で書かれているからなんです」

 

ヨハネの黙示録とは
ヨハネの黙示録は「黙示文学的」形式で書かれている。黙示文学とは、迫害のただ中にある者たちに(神の究極的勝利における)希望を伝えるため、象徴イメージを使ったユダヤ文学の様式である。出来事は厳密な年代順ではなく、文学的様式に従って配列されている。
(「バイブルナビ」より)

 


「たとえばこんな感じです。『その後、わたしが見ていると、見よ、開いた門が天にあった。そして、さきにラッパのような声でわたしに呼びかけているのを聞いた初めの声が、「ここに上ってきなさい。そうしたら、これから後にこるべきことを、見せてあげよう」と言った。すると、たちまちわたしは御霊に感じた。見よ、美座が天に設けられており、その御座にいますかたがあった。』(ヨハネの黙示録4章1節2節)」

 


『小羊がその七つの封印の一つをといた時、私が見ていると、四つの生き物の一つが、雷のような声で「きたれ」と呼ぶのを聞いた。そして見ていると、見よ、白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、弓を手に持っており、また冠を与えられて、勝利の上にもなお勝利を得ようとして出かけた。』(ヨハネの黙示録6章1節2節)などなど」

 


「えっ、今まで見た聖書と雰囲気が違う…すごく幻想的な感じ。確かに千年女優と似てるかも」

 


「交錯している様子が『だまし絵的』と言ったらいいのですかね。聖書に含めるかも議論されましたし、解釈は今も議論されてますし、似ているかもしれませんね」

 


「解釈が議論されてる…ちなみに、何通りかあるんですか?」

 


「そうですね。大きく分けると4種類くらいです」

 

 

 

①過去主義的解釈…黙示録が書かれた時代の人々に向けて書かれているという解釈

②未来主義的解釈…4章から終わりの部分までで「これからの世の終わりに向けて」書いているという解釈

③歴史主義的解釈…当時からこの世の終わりのことを書いている予言書であるという解釈

④観念主義的解釈…いつの時代も起こりうる「善と悪」との様子を象徴的に書いたという解釈

 


「うわぁ、目が回りそう…」

 


「ちなみに石本さんはどの派ですか…?」

 


「これでいうと『歴史主義的見解』に近いですかね。はっきりと断定はしていませんが」

 


「え…っ、伝道師とか牧師の学校でそういうの決まってるんじゃないんですか?」

 


「うーん、言い訳に聞こえるかもしれませんが、牧師は神の愛を説くのが仕事なので、こういった解釈の研究は“神学者”に近いかもしれません。黙示録は『この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである(1章3節)』とありますが、“正しい解釈をしなくてはならない”とはありませんし」

 


「へえ…(けっこうユルいなぁ)

 


「…あと【千年】という言葉が気になりましたね。聖書の中でもいくつか【千年】という言葉が使われていて…例えば黙示録に【千年王国】という話が」

 


(センネンオウコク?なんかやばそうな響き…)

 


「(あ、葵ちゃんが疲れ始めてるぞ!?石本さんが聖書の話しでヒートアップしてきた。キリスト教に興味持ってくれて嬉しいのは分かるけど、葵ちゃんを助けないと)バタバタバタバタ

 


「あれ、ラビーちゃんどうしましたかー?」

 


「あっ、、、そろそろ帰りますね!」

 

 

 

いつかみ、聖書解説、エモい丘、イラスト

 


「やっぱりキリスト教って分かんないなぁ…。現実的な面もあれば、黙示録みたいによく分かんないのも信じてて。あとセンネンオウコクって響きが中二的…。

 


「そもそも“イエス・キリストが盲人の目を見えるようにした”とか“人を生き返らせた”とか“十字架につけられて死んでから復活した”とかも信じてるんだもんね、現実的なわけないか…」

 


「石本さんは現実を生きてるように見えるけど、私にとっては理解できないこと信じてるし、なんでだろう。結局は『虚構は人生を豊かにする』ってことなのかな。千代子みたいに」

 


『現実じゃなくても、自分が信じたらその気持ちは本物!そうやって人は人生を紡いで行くの!』…うん、いい気がする。キリスト教もきっとそうなんだよ」

 


「教会生活もいいことろ多いもんね。大泉さんが私を必要としてくれたり、石本さんも喜んでくれたりするのも嬉しいし。宗教ってそういう、いい面を残すために生まれたのかも。道徳面というか」

 


「同じように思ってる人いないかな。…そうだ。ネットを使えば…」

 

 

 

 

葵ちゃん、「自分なりのキリスト教」に傾き始めたみたいだね。これからどうなってくのかな!?

 

ラビー’s 聖書ポイント!

 

  • 「ヨハネの黙示録」は、聖書を読み始めた人には難しい箇所だね。キリスト教の骨組みを知ってからでないと混乱しちゃうから気をつけてね。

  • 葵ちゃんが疑問視している「奇跡的な出来事」については「例えや逸話であって実話ではない派」のクリスチャンもいるよ。自由主義神学(リベラル派)と呼ばれることもあるよ。いろんな考えがあるみたいだね。

 

次回
→ 第14話「灰羽連盟」に続く!

 

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(そのほか動画配信サービスAmazonプライム、Hulu、dアニメストア、avexデジタルさんを探しましたが、ありませんでした)

一回の視聴では分かりにくいので、何度か繰り返して観るのがおすすめです。

今監督作品は「走るシーン」が特に美しく、千年女優でも遺憾無く発揮されています。管理人はコマ送りして見返したりしています。(いつかMAD/AMVを作りたい)

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